具体的に出そう。例えば、文化の担い手・特徴とは具体的になにか?について。
教科書の記述を抜粋してまとめておきます。
○元禄文化
担い手→武士や有力町人、民衆。
特徴→人間と社会を現実主義や実証主義でとらえる傾向が強い。また、儒学も盛
ん。
背景→幕政が安定すると、儒教に裏付けられた文治主義が幕府の中心的な考えと
なった。
同時に、経済がめざましく発展しているため、有力町人や民衆も文化活動に参加
することとなった。
○化政文化
担い手→町人
特徴→中央の文化が各地に伝えられと同時に、都市生活の多様化で文化の内容も
多種多少であった。学問の面では幕府に批判的な意見をおこり、古い体制から脱
却する動きが見られた。
背景→文化・化政時代になると、江戸は全国経済の中心地に発展し、都市民の活
気が化政文化を支えた。また、江戸以外の都市も繁栄し、それと同時に商人、文
人の全国的な交流、出版・教育の普及、寺社参詣の流行も見られた。
一方、この頃になると、幕藩体制の動揺が著しくなった。
っとまぁ、教科書を読む際、頭の中でこんな具合に知識を整理しておいて、暗記
をしようとすると論述にも有利になる。
このことは、文化史に限らず教科書を読む際に常に意識してほしい。
その証拠に、上は全部、教科書の引用。
基本的に、東大は教科書範囲しか出さないし、国立だから教科書範囲しか出せな
いから、教科書をフル活用することが大切だ。
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